今年のツアー8日目となる会場は、石川県能美郡のカフェ「ローズダイニング」。色とりどりの花咲く庭園にヘンプカーをとめます。

今回はプログラムを変更し、昨年も好評だったヘンプミーティングの形式で行いました。
ヘンプミーティングの良さは、参加者の皆さんが発言者。始めに行うヘンプカークルーによるスライドショー中も自由に質問して頂けます。今回はランチも一緒に頂き、搾油機から漂う搾りたてヘンプオイルの香りに包まれながら各地の麻栽培の現状を勉強。

前日、福井県の幼稚園・小学校の児童向けに行った搾油WSの紹介も大反響でした。イベントが進むにつれて、搾油されたヘンプオイルもどんどん溜まります。ゴールへ向けた燃料の確保が目の前で行われていることに、皆さん興味深々でした。

現地で麻に関わる具体的な取り組みを考えている参加者の方とヘンプカークルー一同で、これから北陸の地にどうやって麻を根付かせていくのか話し合いが進みます。その中で、今回のツアーでサポートスタッフとして途中から同行している寺西さんから、大阪おおあさ自由学校の取り組みの紹介がありました。麻の正しい知識に触れる機会は地方ではまだ多くはありません。麻を正しく理解できる場所やイベントが増えれば、必然的に現地の麻に関わる人の繋がりも深まると思います。北陸でも各地で開講されているおおあさ自由学校のような学びの場が今後誕生するかもしれません。
参加者の方からは、富山県の伝統工芸「福光麻布」の紹介。現地の伝統産業に麻が関わっているということは、麻栽培を復活させる上でとても重要なこと。私たちヘンプカークルーもゴールの富山県でこの福光麻布について調べてみようということになり、本当に有意義なミーティングになりました。

知ることから、アクションへ繋げる。少ない人数だからこそ出来た具体的なミーティングを時間の許す限りじっくり行えました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。北陸でこれから始まる麻のムーブメントのきっかけになることを祈って、そして新たな麻畑が誕生することを願って!
(陸)